2012/05/25

節理

石には目がある。手で触ってみると滑らかザラザラと、微妙な結晶の方向の違いがわかる。溶岩が凝結するときや地殻変動の際に規則性のある割れ目、専門用語で言う「節理」ができる。

120525a  石の目を読み、節理に沿いハンマーで等間隔のクサビを打込んでゆくと、巨大な岩も見事に真っ二つ。

120525b ジェットバナーは、石の熱膨張率を利用した仕上げ。表面を火で炙り、バチバチと音をたて、凹凸をつけてゆく。120525c

切りっぱなし、ショットブラスト、磨き、、と稲田石は仕上げにより様々な表情をみせる。岩山から、いくつもの工程を経て建築材料として使われてゆくのだ。

2012/05/21

稲田石

稲田石は、石英、長石、黒雲母の3つの鉱物により構成される花崗岩。通称、白御影とも呼ばれる白地に胡麻が入ったような美しい石。公共施設や駅、寺など、都内の建築で見る馴染みの素材。    茨城県笠間の稲田石の採掘場見学へ。

120521a 昭和の初め頃まで、建築材料として幅広く使われてきた。しかしその後、建材の量産化、輸入石材などにその座を奪われ、また仕事もキツイので後継者問題などもあり、現場は厳しい状況となってきている。

120521b 素材の現場を訪ね、実物を手に取ってみて、そこに携わる人たちと関わり、実際の設計に生かしていくことが、継がれてきた産業を守ってゆくことに繋がってゆくのだ。

2012/05/17

ハンモック

室内にハンモックを吊り下げてみた。細い手染めのコットン糸を編み込みつくられたハンモック。一本一本は細い糸なのだが、それを編み込むことにより、荷重を分散させ人の体を支えられる構造となっている。

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建築の構造と通じるところもあるのだと思いながら、夢うつつ。

2012/05/09

オリジナルキッチン

整然と片付いたキッチン、使いたい道具がスグに取り出せるキッチン、厨房のようなガッチリとしたキッチン、中華が得意な人、お菓子づくりが趣味の人、キッチンのデザインは、住まいにより違ってくる。

120509a_2 例えば、天板一つとっても、ステンレス、鉄、大理石、タイル、木と素材はいろいろ。シンク、水洗、コンロ、レンジファンなど設備機器も多くの種類がある。当然使う人が違ってくるので高さや奥行など、サイズも変わってくる。

という訳で光風舎では、実際に使う人と打合せを繰り返し、使い勝手を考え、住まいに合わせたオリジナルキッチンを製作することが多い。

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木工所にて、キッチン製作の立会いです。

2012/05/07

石ころ

連休は小田原の御幸の浜へ石拾い。たかが石ころだと侮るなかれ。長年波に洗われ丸くなったものや不思議な形、微妙な色合いや綺麗な麩が入ったもの。自然の造形は、どれ一つとして同じものがなく、いくら見ていても飽がこない。

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そして数多くの中からお気に入りのものを探すということは選択肢が多すぎ、迷ってばかりで意外と難しい。

120507b 大きさや色、触り心地など自分の直観を頼りに石拾い。

2012/04/26

和紙貼り

室内のダクトに、和紙を貼ってみた。

120426a 今回は、ネパール産のロクタ紙を柿渋で染めたものを用意。手漉きのロクタは表情があり、柿渋は年月が経つと深みを増すので面白い。

120426b 先ずは、糊づくりから。小麦粉と水を1:5の割合で鍋に入れよーく混ぜ、火にかける。ぼこぼこと沸騰し出し、粘り気の加減を見ながら火を止める。冷ませば、デンプン糊の出来上がり。食べられるほど安全です。

120426c 和紙は、埃がたまらないよう下から上に貼り重ねてゆく。仕上がりは中々いい感じ。ちなみに壁も和紙貼りです。

120426d ついでにあまった和紙で、コンセントカバーも貼ってみたのでした。

2012/04/24

4月の住宅見学+個別相談会

とある工務店の勉強会で、「中延の家」の見学会が行われた。満員御礼、玄関には靴が溢れ、技術的な質問が飛び交っております。見学会は、同業者や専門家向けにも企画していますが、今回はこれから家を建てようと思っている方向けの見学+個別相談会です。

120424 家づくりやリフォーム、プランの相談やコスト、自然素材のこと耐震相談など、気軽に相談できる場を設けています。建築家と一緒に住まいのこと考えてみませんか。

「中延の家」は、私たちの自邸兼アトリエです。都心の小さな場所に、如何に広がりを持たせ心地よい居場所がつくれるかを考えています。光の入り方や風の流れ、無垢板や珪藻土、和紙など自然素材も実際に体感して頂ければと思います。相談会と共に、実際に住んでいる住まいを体験できるイベントとなっています。

■日時:2012年4月28・29・30日(土日祭)am10:00~pm4:00(予約制)

■住所:東京都品川区
■申込先:TEL 03-6677-7370  nfo@koufusha.com
※参加を希望される方は上記連絡先まで
氏名、連絡先、参加人数について御連絡下さい。詳しい案内図を送付させて頂きます。
■設計概要

構造 :木造(3階建)規模 :敷地面積 52.70㎡(15.9坪)
建築面積 29.81㎡(9.0坪)
延べ面積 83.50㎡(25.3坪)

2012/04/18

大掛かりな撮影

撮影の立会いで、6年前にお引渡しした住まいへ。月日が経ち、床の無垢材や柿渋の壁がいい具合に馴染んできています。

120418a クレーンや照明も入る、大掛かりな撮影となってしまいましたが、、、快く引き受けてくださった建て主さんには感謝です。

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2012/04/13

耐震診断

東京都は、昭和56年以前に旧耐震基準で建てられた住まいに対して、地震時の耐力が不足してる建物が多く、倒壊など人命に関わる被害を受ける可能性があるため調査や補助を行っている。光風舎では、昨年より大地震に備え「木造住宅の耐震診断」の仕事をはじめた。今春からは、品川区役所の防災課での相談窓口も担当することとなった。

120413a 40~50年前の普通の木造住宅、今の基準には合わないけど建具や欄間、床など丁寧な仕事が施された興味深いモノがある。いい仕事しています。

繊細に組まれた格子より、キラキラ硝子を通し柔らかい光が部屋に入ってきます。

120413b手づくりの温かみを感じる 真鍮の鍵。丁寧につくられた部屋に居ると、心も和む。

昭和の初め頃の住まいづくりは、今と違い時間や経済に追われることなく、職人さんたちもアクセクせず腕をふるえたのだろう。継がれてきた歴史を生かしつつ、これからの住まいができないかと思うのでした。

2012/04/10

花見

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お花見@有栖川公園。桜の季節となりました。

2012/04/06

タオル掛け

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木工所にて家具製作の立会い。工場には木を加工するあらゆる機械が勢揃い、それらを自在に操り職人さんたち。一枚の板から様々なモノがつくられてゆくのを見ているだけでワクワクします。

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その場でスケッチを描き、木端で包丁置きとタオル掛けをつくってもらったのでした。

2012/03/31

桐油

無垢板のフローリングに「桐油」を塗装。
桐油は、シナ桐の種子から抽出される植物オイル。建築の現場では、内装木部オイルフィニッシュとして使われる。

120331a_2 浸透性で木の呼吸や調湿機能を損なわず、木目の表情を美しく浮かび上がらせる効果もある。120331b単純なコトだけど、塗装工事で目がチカチカしたり、変な臭いのしない現場は安心できるのです。

2012/03/29

最高の外構デザイン

2009年に出版された「最高の外構をデザインする方法」(エクスナレッジ)という本が好評につき、増補カラー版となり再出版されました。僕も事例紹介や京都の外構探訪など担当しました。本屋さんの建築コーナーにもうすぐ並ぶと思うので、手に取ってみてくださいませ。

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一緒に写っているのは、散歩の途中で拾ってきた梅の花びら、春が近づいてきましたね。

2012/03/26

家づくり学校 第四期 開講のお知らせ

NPO法人家づくりの会では、2009年より住宅の設計を目指す人のための学校である「家づくり学校」を開講しております。

昨年は第三期家づくり学校として、座学中心の1年生コース、見学会による2年生コースに加え、幅広い知見を身につけるため演習課題による3年生コースを新設し、好評のうちに終了致しました。

2012年は、いよいよ4年生(スタジオ)コースが新設され、各学年共にさらに内容を充実させた第四期家づくり学校を5月から開講致します。住宅設計に取り組む多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
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目的

住宅の設計は楽しい。でも勉強しなければならないこと、また苦労もたくさんあります。
大学で教わる内容も大事ですが、実際に住宅の設計をするとなると、施主や施工者がいて、また現代に即した現実的で新しい知識も必要です。
現実の仕事はどのようにして進めるのか、大学では教えてもらえない知識と能力について、これから住宅設計をやりたいと思っている学生、設計事務所勤務の人、また設計事務所を立ち上げて間もない人を対象に、キャリアを積んだ家づくりの会の講師陣を中心に、4コースに分けて講座を開催致します。

●主 催:NPO法人家づくりの会
●校 長:泉幸甫
●副校長:本間至/ 川口通正/ 半田雅俊/ 諸角敬
●対象者:建築家を目指す若い設計者や学生

2012/03/19

録ミュージアム

栃木県・小山市にある「録museum」は、イマジネーションと現実が交錯したような、カワイイ私設図書館。

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設計は中村拓志。周囲はファミレスや量販店が建ち並ぶ何の変哲もない街道沿いの更地だったが、緑が植えられ森のようになり、ランドスケープと建築とが見事に調和している。

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丸みをおびた窓枠や取っ手、照明など細かい部分にも気が配られて素敵です。

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それにしても、コレだけ多くの建築家で見学していると、設計の話題が尽きませぬ。

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